こんにちは、薬剤師の山田です
5月も中旬が過ぎ暖かい日が続いています。
これからの時期は熱中症に注意が必要な時期となります。
こまめな水分補給を心掛け熱中症にならないようにしましょう
先日新聞にも記事が載っていたので目にした方もいらっしゃるかと思いますが、5年ぶりに
高血圧治療ガイドライン
が改訂となりました。
簡単にですが、改訂のポイントを書かせていただきます。
今回の高血圧治療ガイドライン2019では高血圧基準値を140/90mmHgに維持しつつ、合併症のない75歳未満の成人の降圧目標は130/80mmHg未満へと強化したそうです。
140/90mmHg以上の高血圧の分類(I~III度)は従来通りですが、130~139/80~89mmHgの範囲を新たに「高値血圧」と呼ぶようになったそうです。高値血圧を呈する患者に対しては、生活習慣改善などの非薬物療法によって130/80mmHg未満への降圧を目指すそうです。
また、収縮期血圧120~129mmHgかつ拡張期血圧80mmHg未満は「正常高値血圧」、120/80mmHg未満は「正常血圧」との名称に変更された。
血圧測定法は、前回のガイドラインと同様に、日本において広く普及している家庭血圧を重視します。診察室血圧との結果が異なる場合は家庭血圧の診断を優先するそうです。
それでは正しい血圧の測り方ってどういう測り方がいいのでしょう?
血圧の正しい測り方のポイントを紹介させていただきます。
①血圧は1日のうちでも大きく上下します。さらに、病気やストレス・気温・睡眠不足などでも変化しやすいものです。毎日同じ時間帯に測定し記録することで血圧の変化が分かりやすくなります。
②騒音・振動のない落ち着いた静かな場所で血圧は測りましょう。
③一度大きく深呼吸してリラックスした状態で血圧を測りましょう、運動後の測定では正確な数値にはなりませんよ。
④飲食後・飲酒後・喫煙後・入浴後も血圧に影響を与えることがありますので、測定は控えましょう。
⑤血圧計の腕帯を巻きつけた腕が心臓と同じくらいの高さになるよう椅子やテーブルの高さを調節しましょう。
ただ血圧の測ればいいってものでもないようですね
ぜひ参考にしてみて下さい。