こんにちは、薬剤師の山田です
9月の下旬になり朝晩だいぶ涼しい日が増えてきました。
日中との寒暖差が大きくなるこの時期は、風邪をひきやすい時期でもあります。
体調管理には十分お気を付けください。
先日、実家の母から頂き物をしました
ブドウ園で買ってきたというシャインマスカット!
スーパーでも売っていますが、高価なため自分ではなかなか購入できないので・・・ 、ありがたくいただきました。
話は変わりますが・・・
よく患者様から、薬局で販売している「のど飴」などのカロリーについて質問されることがあります。
「カロリーゼロ」・「カロリーオフ」・「糖質ゼロ」・「糖質オフ」などなど・・・
本日は、この違いについて簡単ですが調べてみたので整理してみたいと思います。
栄養表示基準について
栄養表示基準とは、健康増進法第31条に基づき、販売する食品について日本語で栄養成分およびエネルギーに関する表示を行う場合に適用される基準です。この基準に沿って記された栄養成分表示をみることで、どのような栄養成分がどの程度含まれているのかを一目で把握することができます。
栄養表示基準とは、健康増進法第31条に基づき、販売する食品について日本語で栄養成分およびエネルギーに関する表示を行う場合に適用される基準です。この基準に沿って記された栄養成分表示をみることで、どのような栄養成分がどの程度含まれているのかを一目で把握することができます。
さらに低カロリー、脂質ゼロなどと表示する場合には、強調表示基準に従って記載する必要があるそうです。
「カロリーゼロ・ノンカロリー」
食品100gあたり5kcal以下(一般に飲用の液体では100mlあたり5kcal以下)
「カロリーオフ・低カロリー・カロリー控えめ」
食品100gあたり40kcal以下(一般に飲用の液体では100mlあたり20kcal以下)
糖質(炭水化物から食物繊維を除いたものの総称)の場合、
「糖質ゼロ」
食品100gあたり0.5g以下(一般に飲用の液体では100mlあたり0.5g以下)
「糖質オフ」
食品100gあたり5g以下(一般に飲用の液体では100mlあたり2.5g以下)
と定められています。
と定められています。
●「糖類」と「糖質」のちがいについて
「糖類」は「糖質」の一部です。
「糖類」は単糖類(ブドウ糖、果糖)と二糖類(砂糖、乳糖)のみ
「糖質」は「糖類」に加えて、多糖類(オリゴ糖など)、糖アルコール(キシリトールなど)、甘味料などが含まれます。
一般にいう「ゼロカロリー」飲料は「糖類ゼロ」の飲料という意味が多く、砂糖などの「糖類」の使用をなるべく避けて甘味料などの「糖類」以外の「糖質」使用していることが多いです。
したがって、「カロリーゼロ」「カロリーオフ」「糖質ゼロ」「糖質オフ」と表示してあっても、カロリーや糖質が全く含まれていない、ということではありませんので、そのような表示があるからたくさん食べても大丈夫とは思わないように注意しましょう!!
詳しく知りたい方は、病院などで管理栄養士さんから栄養指導など受けてみて下さい。