「こむら返り」対処法

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こんにちは、薬剤師の石原です。

ライフ薬局のある神栖市では、先週の暑さから一転、ここ数日涼しい日が続いていますが、変わりなくお過ごしでしょうか?

気温差で風邪などひかないようご注意ください。


さて、今回は、私自身よく「脚がつる」ことがあるため、その予防と対処法について調べてみました。


「脚がつる」と言われる「こむら返り」は、ふくらはぎの筋肉がけいれんを起こし、強い痛みのある状態をいい、ふくらはぎ以外でも、足の指、足の裏、太もも、腹筋などにも起こります。


専門的には「有痛性筋けいれん」と呼ぶそうです。

このけいれんは、収縮と弛緩を繰り返すのではなく、収縮が持続するのが特徴です。


その持続時間は、数秒から数分です。


どうして起こるのか、詳しいことは分かっていません

何らかの理由で脳からの信号が異常を生じ、筋肉が過剰に収縮します。


こむら返りは、ほとんどの場合、心配する必要はないそうです

ただし、服用している薬の影響や、他の病気が原因の場合もあるので注意が必要です。(毎日何度も起こる、しびれや脱力、最近頻繁に起こるなどの場合は受診してください)


こむら返りが起こりやすいのは


就寝中

 「夜間有痛性筋けいれん」と呼ぶ。

 原因は特定できないことが多い。

 長時間同じ姿勢をとるため、同じような緊張が筋肉に掛かる、また布団の重みでつま先が伸ばされ、ふくらはぎの筋肉の収縮が続くためと考えられる。

運動中

 激しい運動により何度も同じ筋肉を収縮させていると、神経が過敏になったり、筋肉の感受性が高まるためと考えられる。

 発汗によって脱水が起こり水分や電解質の代謝のバランスが崩れるためとも考えられる。

高齢者

年齢が高くなると、こむら返りが起こりやすくなる。

腰椎の変形や、持病の治療のための薬の副作用が原因となることもある。


妊娠中

 妊娠後期の女性

 水分や電解質の代謝のバランスの変化と考えられる


<予防法>

・ストレッチ

 対処法と同じストレッチを日頃から行う。


・食事と水分 

 食事については特別な予防法はない。

 脱水が誘因になることもあるので、水分や塩分を適切に摂取する


<対処法>

・ストレッチ

 過剰に収縮している筋肉を伸ばすことが大切。

 ふくらはぎのストレッチを行う。

座った状態では、脚をのばし、こむら返りの起きている足のつま先を両手でつかみ、手前にゆっくりと引く。膝はなるべく伸ばし、ふくらはぎのの筋肉が伸びていることを確認する。数秒から数分間そのまま保ち、ゆっくり元に戻す。痛みが治まるまで繰り返す。

立ったままでは、こむら返りの起きていない脚を前に出し、起こった脚はかかとを地面に付けたまま、ゆっくり重心を前に移す(アキレス腱伸ばしのような姿勢)。その姿勢を保ち、ゆっくり重心を元に戻す。痛みが治まるまで繰り返す。

・薬

 芍薬甘草湯がよく使われる。即効性あり。寝る前の服用も効果的。 (継続服用での低カリウム血症注意)


以上はNHK「きょうの健康」を参考にしました。


こむら返りは、普段からふくらはぎの筋肉を伸ばすことでかなり予防でき、ストレッチで治まるそうです。痛みに慌てず、落ち着いて対処しましょう。



話は変わりますが、今週はお盆休みをいただき、帰省してきました。

その際、話題になっている場所へドライブに行きました。


こちらは、岐阜県関市にある根道神社の池で、名もなき池です。

しかし、その美しさがクロード・モネの絵に似ていることから、通称「モネの池」と呼ばれています。

睡蓮が植えられた池の水は澄み、池の底は淡い緑色を呈し、まさに絵に描いたように綺麗でした。

機会があれば、ぜひ見に行かれてください。お薦めです。

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