天気と体調の関係

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こんにちは、薬剤師の石原です。

じめじめとした梅雨の時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
ライフ薬局のある神栖市は、今のところ雨は少なく、降り続いた日も、大降りになった日も数えるほどです。

さて、この時期、なんだか体調が優れないという方はいませんか?
天気の悪い日は、めまいや肩こりなどの症状や、片頭痛や関節痛などの持病が悪化することはありませんか?
それはもしかしたら「気象病」かもしれません。

「気象病」は、天気の変化で起こる不調のことで、気圧・気温・湿度が影響します。

天気が悪い日は気圧が低い。
この気圧の変化を体の平衡感覚をつかさどる内耳の「気圧センサー」が感知しますが、視覚からの情報では変化がないため、このズレが脳を混乱させ、ストレスと感じ交感神経が興奮します。

この交感神経の興奮が、めまいを起こさせます。
さらに、交感神経は痛覚神経ともつながっているため、頭痛や関節痛などを生じます。
痛みは高湿度や気温の低下により悪化するようです。
これらの痛みを伴うものは「天気痛」とも呼ばれています。

気象病は、自律神経の乱れやすい人がなりやすいため、普段から適度な運動や十分な睡眠をとるなど自律神経を整える習慣を心がけましょう。
また、このメカニズムは、乗り物酔いと似ていることから、乗り物酔いの薬を服用すると改善することもあります。
頭痛は額や首の後ろを冷やし、関節痛は患部を温めると痛みがやわまります。
さらに、天気と体調の日記をつけることで、天気予報から気象病の発生を予想し、あらかじめ薬を飲むなどの対策をとることで、症状を緩和させることもできます。
(以上、日本経済新聞2015年6月27日の記事参照)

ほかにも、天気が悪いと、
倦怠感、むくみ、頭重、胃腸症状、食欲不振、便がゆるくなる(下痢など)、手足が冷える、喘息発作などの症状が現れるようです。
原因は、外圧の低下による細胞・血管の膨張や副交感神経の優位など諸説あるようです。

気分も憂鬱になる季節ですが、気持ち良く過ごせるよう体調管理していきましょう 

さてさて、雨も体調も心配な6月14日(日)、味の素スタジアムで行われたB’zのライブに行ってきました。
天気は曇り、なんとか雨は降らず、涼しい風が吹いていました。
思いっきり楽しんで、元気をもらって帰ってきました 

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