~あなたの骨は大丈夫ですか?~

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こんにちは 
事務の鈴木です 

最近、私の住んでる市で5歳節目の方対象で「骨祖しょう症検診」のお知らせが届きました。
これを機会に検査をしてもらおうと思いました。
まだ検査をしていないのですがどんな検査をするのか気になったので調べてみました。

今回は骨祖しょう症について紹介したいと思います 

~骨粗しょう症とは? ~

骨のカルシウム量(骨量)が減少したり、骨の強度が弱くなり骨折しやすくなる病気です。
閉経後の女性に多く発症するのが特徴です。
年令の高齢化にともない増加傾向にあります。

~骨粗しょう症の原因~

骨は、からだを支え、カルシウムの貯蔵庫として働いています。
骨は固く、一度発育したら変化がないように見えますが、実は絶えず古い場所は壊され新しく作られています(骨サイクル)。
この骨サイクルが何らかの理由でおかしくなった時に、骨粗しょう症は起こります。
骨の代謝に影響を与える因子には日常生活で不変な「内的因子」と、
日常生活で調節可能な「外的因子」があります。

1.内的因子
①ホルモン因子 閉経で女性ホルモンが減少すると骨量が急激に減少します。
②加齢因子 加齢因子年令を増すと、自然に骨量が減少し、腸管からのカルシウムやビタミンDの吸収が減少してきます。
③遺伝因子 家系、人種、民族による遺伝因子があります。

2.外的因子
①栄養因子 カルシウムやビタミンDの摂取量が少ないと骨粗しょう症を起こしやすくなります。
②運動因子 運動不足では骨粗しょう症を起こしやすくなります。
③生活習慣 陽にあたることが少ないとビタミンDの産生が減少し、腸管からのカルシウムの吸収が悪くなります。
喫煙習慣があってもカルシウムの吸収が悪くなり骨粗しょう症を起こしやすくなります。

~骨粗しょう症になったらどうなるの?~

骨粗しょう症になると、骨折を起こしやすくなります。
転倒したときにふとももの骨の根元(大腿骨頚部)や、手首に近い腕の骨(橈骨)、上腕の骨の根元(上腕骨頚部)に骨折を起こします。
大腿骨頚部での骨折は寝たきりの原因になります。
しりもちをついたときに背骨(脊椎)がつぶれることもあります。

~骨粗しょう症の診断 ~

骨粗しょう症の診断には、骨塩量測定を行います。
現在多く行われている骨塩量測定方法は、超音波法とX線法です。
超音波法ではかかとの骨を用い、X線法では腰や全身の骨、前腕や指の骨を用いて測定します。

~骨粗しょう症の予防方法~

1.食事療法
カルシウム(とくに乳製品)やビタミンDを多く摂取する。


2.運動療法
運動を行うと骨塩量の減少を予防することができます。
歩行は骨内部の微細な骨折を引き起こしカルシウムが沈着するのを促します。
筋力トレーニングは骨のたわみを起こして骨密度を増加させます。
また運動は筋肉を発達させたり、転倒予防にも役立ちます。

3.日光浴
ビタミンDは食品として摂取する他に、日光浴するこ とによって体内で合成することができます。

4.ホルモン補充療法
更年期以後の女性において女性ホルモンを投与する 治療法を用いることがあります。

~骨粗しょう症によい運動~

骨粗しょう症予防に効果的な運動

骨量を増やすには骨に力を加えた刺激をあたえればいいのです。
刺激の与え方には2種類あって
1回に大きな刺激をあたえる強い運動
(バレーボール・テニス・バトミントン・エアロビクスなど)と、
弱くても刺激をあたえる回数を多くする運動
(ウォーキング)です。
無理は禁物、段階的に運動を強くしましょう。


運動習慣のない人はウォーキングから始めましょう。
運動習慣の無い人は、いきなりスポーツ(バレーボールやテニスなど)に参加をすることは避けましょう。
今の自分の体力にあった運動からはじめ運動による障害を避けましょう。
ストレッチ体操や筋力トレーニングも効果的です。
筋力トレーニングには、
自分の体重を利用する自重負荷法マシントレーニング法があります。

自重負荷
10~15回程度を目安に始めましょう。
腹筋・背筋・ハーフスクワット・腕立てふせ等 。

マシントレーニング
最大筋力の 40~60%で15~10回反復から始めましょう。
アブドミナル(腹筋)・バックエクステンション(背筋)・レッグプレス(大腿部)・チェストプレス(胸筋)等高齢者の方は血圧が上がりやすいので自重負荷法で10回程度を目安に行ないましょう。

どんな運動も継続することが大切です。

骨は筋肉と同様に運動をすることで丈夫になります。
しかし筋肉のように 2~3ヶ月で目に見えてと言う訳にはいきません。

運動を継続することで確実に骨は丈夫になります。
まず日頃から運動を実施する習慣を身に付けることが大切です。

日常の家事でも骨が鍛えられます。 
掃除、洗濯、布団の上げ下ろし、買い物などは以外に運動量が多く、足腰の訓練にも役立ちます。
家がきれいになり骨も強くなる、一石二鳥の方法です 。

 
   

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