毎年「これ」に悩まされています

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こんにちは、薬剤師の山田です 

寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
最近インフルエンザの患者さまが増えています。外出時は防寒対策をしっかりとしてマスク着用・十分な睡眠と栄養をとり風邪をひかないよう気をつけて下さい。 

また昨日はライフ薬局のある神栖市や我が家も雪が降りました。

 

さて、今回は何を話題にしようかと考えていたら・・・、先日新聞にこんな記事が載っていたので、これに決定!

花粉症についてお話させていただきます。(製薬会社協和キリン様のホームページを参考にさせていただきました)

 花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。アレルギー性鼻炎は、原因物質(アレルゲン)の種類によって2つに分類されます。

 ★季節性アレルギー性鼻炎(=花粉症)
 原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。
 日本では、約60種類の植物が花粉症を引き起こすと報告されています。
 主なアレルゲン:スギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカンバなど。
 症状:鼻の三大症状だけでなく、目の症状(かゆみ、涙、充血など)を伴う場合が多、のどのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることもあるそうです。

 ★通年性アレルギー性鼻炎
 アレルゲンが一年中あるので、症状も一年中あります。
 主なアレルゲン:ダニ・家の中のちり(ハウスダストなど)・ペットの毛・フケなど。
 症状:喘息、アトピー性皮膚炎などを合併することもあるそうです。

 ★花粉症治療薬の紹介
 ①抗ヒスタミン薬 (経口薬・点鼻薬・点眼薬)
花粉症の治療薬として主に使われる薬で、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどを引き起こすヒスタミンの作用をブロックします。経口の抗ヒスタミン薬には、大きく分けると古いタイプ(第1世代)のものと新しいタイプ(第2世代)の2種類があり、最近では眠気や口の渇きなどの副作用が軽減された第2世代の抗ヒスタミン薬が主流です。

 ②メディエーター遊離抑制薬 (経口薬・点鼻薬・点眼薬)
花粉が体内に入ったとき、アレルギー症状を引き起こす体内物質(ヒスタミンやメディエーター)が出るのを抑える薬です。十分な効果が現れるまでに2週間ほどかかるため、比較的早めに使用をはじめる必要があります。

 ③抗ロイコトリエン薬(経口薬)
鼻づまりの原因となる鼻粘膜の腫れを引き起こすロイコトリエンが放出されるのを抑制する薬です。鼻づまりを改善する効果が期待できるため、抗ヒスタミン薬などと組み合わせて使用されることが多いです。

 ④血管収縮薬(点鼻薬)
粘膜の血管を収縮させて粘膜の腫れを取り除くことで、鼻づまりに効果を示します。使い過ぎると鼻づまりが強くなるときもあるのでご注意を。

 ⑤ステロイド薬(点鼻薬、経口薬、点眼薬)
免疫反応を抑え、どのタイプの症状にも効果がみられます。

・鼻噴霧用ステロイド薬:定期的に使用しないと効果が十分発揮されません。
・経口ステロイド薬 :鼻噴霧用ステロイド薬では抑制できない場合に経口ステロイド薬を使うことがあります。
・点眼薬:目の症状がひどいときに使うことがあります。

私は抗ヒスタミン薬と抗ロイコトリエン薬を服用して毎年この時期を乗り切っています 

 ★花粉症の日常対策
外出を控えめに:1日のうち飛散の多い時間帯(午後1時~3時頃《注:地域によって差があります》)の外出もなるべく控えましょう。
●外出時は完全防備:帽子・メガネ・マスク・マフラーを身につけて。コートもツルツルした素材を選びましょう。
●帰宅時は玄関でシャットアウト:衣服・ペットなどについた花粉は、きちんと外ではらって玄関でシャットアウト。なるべく室内に持ち込まない工夫と努力を。
●帰宅後は洗顔やうがい:体についた花粉はきちんと洗い流しましょう。

家の中での花粉症対策
●ドア・窓を閉める:きちんとドアや窓を閉めて、花粉の侵入を防ぐことが大切です。
●掃除はこまめに:床がフローリングであれば毎日拭き掃除を行うと効果的です。
●布団を外に干さない
●お風呂・シャワーで花粉を流す:花粉の時期は寝る前に花粉をしっかり洗い流してから布団に入るようにしましょう。
●空気清浄機を活用

以上簡単ですが、抜粋して紹介しました。
わからないことや疑問に感じた事があれば、お気軽にライフ薬局薬剤師までご相談ください。

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