こんにちは、薬剤師の石原です。
神栖市神之池の桜も数日前に満開を迎えました。
例年より早く咲き始めた今年の桜ですが、皆さんは楽しめましたか?
ライフ薬局では、4月から薬剤師の若林さんが加わり、新年度がスタートしました。
さて、新年度の始まりには緊張することも多いのではないでしょうか?
そんな時は、1杯のコーヒーが気持ちを癒してくれます。
コーヒーの香りを嗅ぐと、気持ちがリラックスするだけでなく、脳が鮮明に活動できる状態になるそうです。
そこで、今回は「コーヒー」についてご紹介します。
コーヒーに関しては、多くの疫学調査が行われ、コーヒーで予防できる病気は多種多様であることが明らかになってきました。
肝臓がん、2型糖尿病、パーキンソン病など他にも多くの予防効果が報告されています。
コーヒーに含まれる多くの有効成分がこれらの効果を示し、その成分の含量は豆の焙煎時間によって変わってくるそうです。
既に効果が知られている有効成分は、カフェイン、ニコチン酸、クロロゲン酸などですが、今後、メチルピラジン、ピラジン酸、5-HMFAによる抗炎症作用、抗凝固作用、脂質代謝改善作用が期待されています。他にも多くの既知・未知成分の作用解明が進められています。
これらの中でも最近注目の成分は、クロロゲン酸です。
昨日の新聞には、コーヒークロロゲン酸が体脂肪を低減するメカニズムが発見され、そのクロロゲン酸の含量を約2倍にした缶コーヒーが商品化されたとの広告が掲載されました。
ちなみに、クロロゲン酸は生豆の主成分で、焙煎をすると急激に分解してしまいます。
今後は、コーヒーに含まれるこれら有効成分に着目し、自分に合った成分のブレンドコーヒーを飲むことで多くの病気の予防が期待されます。
体に良くって、味と香りが楽しめるコーヒーは最高の嗜好品ですね。
ライフ薬局では、お薬をお待ちの間、コーヒーなどをご用意しています。
一杯いかがですか?