こんにちわ、薬剤師の安藤です😀
我が家のペット、老犬のチョコ(14歳)
お腹にある脂肪腫が気になり、隣町の病院まで連れていったところ、血液検査で脂肪腫よりも気になる数値が出てきました。
T4が低いとのことでした。T4とは血液中の甲状腺ホルモンのことで、その値が低い病気「甲状腺機能低下症」との診断でした。
皆さまも1度は聞いたことあると思いますが、人間でいう「橋本病」です。
甲状腺機能低下症は、甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが欠乏することで起こる病気です。
症状としては
元気がなくなる、歩きたがらない、肥満、低体温、心拍数の低下、脱毛、皮膚病、ふらつく、傾眠などなど
確かに思い返せば、寝てばかり、散歩に行きたがらない、肥満・・・症状ありました!
もう歳だからと思っていましたが、甲状腺のせいもあったのかな
そこで獣医さんの判断は、麻酔は心臓に負担掛る為、脂肪腫よりも甲状腺機能低下症の治療を優先しましょうとのことでした🌟
人間でも同じで、甲状腺ホルモンの異常はいろいろな症状を引き起こします。
・機能亢進(バセドウ病):
疲れやすい
汗をかきやすい
暑がり
体重が減る
イライラ感
動悸
目が飛び出る
軟便
甲状腺の腫れ
・機能低下(橋本病):
疲れやすい
寒がり
むくみ
体重増加
眠気
息切れ
便秘
動作が遅くなる
瞼の腫れ
甲状腺の病気は女性に多いとされています。なかなか見つかりにくい病気です(ちなみにチョコもメスです)
女性の更年期症状にも似ていることもあるので、特に女性の方、気になる症状があれば、検査お勧めします。
今回処方された薬はこれ!
人間と同じ甲状腺ホルモン製剤「チラーヂン」でした。1日1回1錠服用。
1か月服用後、再度血液検査のために受診予定です。
我が家の大切な家族🌸まだまだ元気に長生きしてほしいです!