こんにちは、薬剤師の和田です。
先日ライフ薬局では「乳酸菌ビスケット」の試食会が行われました。
今回試食して頂いた「乳酸菌ビスケット」はビスケット1枚当たり約8キロカロリーと控えめです。
さらに1袋(約11枚)に2種類の乳酸菌を10億個、食物繊維を5900mg配合してあります。
最近、乳酸菌入りの食品を見ることがあります。
生きて腸まで届く乳酸菌入りの商品がありますが、このビスケットに使われているのは加熱処理されている死んでいる死菌です。
乳酸菌は小腸を通過するときに、菌の成分が免疫細胞に認識されて免疫が活性化します。
この働きは菌が死んでいても生菌と同じように起きることが分かっています。
「乳酸菌ビスケット」は免疫の活性化のために乳酸菌を、腸の動きを活発にして便通を良くするために食物繊維を配合してあるビスケットなのです。
ところで、乳酸菌が生きたまま体に入るとどんな働きをするでしょう?
生きた乳酸菌は、生きたまま腸内に到達すると乳酸や酢酸を出します。
乳酸や酢酸には有害菌を排除する働きと、腸内を酸性にして腸壁を刺激することによって、腸の蠕動運動を活発にして便通を良くする働きがあります。
よく生きた乳酸菌入りのヨーグルトを見かけますが、空腹時に食べると強い酸性の胃酸で死んでしまうため食後に取りましょう。
また次回の試食会をお楽しみにしてください。