薬剤師の伊東 です
今回も本のご紹介です
認知症専門医が教える!
脳の老化を止めたければ歯を守りなさい!
長谷川嘉哉 著
長谷川先生は岐阜県土岐市で認知症外来と在宅医療を
行うクリニックを開業する神経内科・認知症の専門医
近年認知症と口腔環境の関係に気づき、積極的に歯科医
歯科衛生士と連携し、改善・予防を行い成果を挙げている
「医科歯科連携」の第一人者
①なぜ、歯をも守ることが脳を守ることになるのか❓
・脳が健康な高齢者の歯の平均本数14.9本
認知症の疑いあり 9.4本
・歯が早く失われ、治療せずに放置しておくと
アルツハイマー型認知症の発症リスクが健康
な人の3倍
・アルツハイマー型認知症の原因物質「アミロイドβ」
が増え出す35歳を過ぎたころから「歯のケア」
を変える
・歯周病菌を減らせば「アミロイドβ」の発生そのものを
押さえられる
・歯を温存することで噛むことができ、脳に血流を送り込み、
「アミロイドβ」を押し流す
②歯周病菌が起こす全身疾患のリスクについて
・歯が多い人は、全身疾患(誤嚥性肺炎、糖尿病、動脈硬化、
脳梗塞、心筋梗塞)リスクを下げる
・歯周病菌が出す毒素「サイトカイン」が血管を通じて全身
に放出されると、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞などのリスクを
上げる
③口腔ケアのテクニック
・舌ポジション ・斜め45度みがき
・舌まわし ・オイルプリング
・両手みがき ・お勧めのガム
予防歯科がいかに大切かがわかりやすく書かれた一冊
かかりつけの歯科医にを味方につけ、認知症も全身疾患も
予防したいですね
薬局の本棚に置いてありますので、手にとってみてください
今回もライフ薬局ブログをご覧頂きありがとうございます