こんにちは、薬剤師の石原です。
8月も最後の週になってしまいました。
今年の夏は本当に暑かったですね。
今日はいくらか涼しいですが、まだまだ油断は出来ません、体調にはお気をつけください。
さて私の夏はといえば、お盆にお墓参りに帰省しました。
私の実家は、岐阜県ですが、岐阜県と言えば喫茶店が有名!?
私も実家に帰ると、朝食は喫茶店へモーニングを食べに出かけます。
東海地方以外では、あまりなじみがないかもしれませんが、飲み物を注文すると自動的にトースト等々が付いてきます(追加料金なしで)。
家の近くの喫茶店では、ブレンドコーヒーを注文すると、1日目はフレンチトーストにマカロニサラダ、ヨーグルトが付いてきました。2日目はバタートーストにうどん、コーヒーゼリーが付きました。
コーヒーもブランドのカップが使われ、毎回変わります。新聞はもちろん、雑誌も何種類か置いてあって、いつ来ても落ち着く喫茶店です。
岐阜に行く機会があれば、喫茶店にぜひ行ってみてください。どこも11時までに入ればモーニングはやっています。何が付いてくるかはお店によって違うのでお楽しみに。
ちなみに、喫茶店の探し方ですが、どのお店も営業中は、だいたい黄色のパトランプが回っていますのでそれを目指してください。
さて、今回は、「日本人のための 科学的に正しい 食事術」という本が8月に発売されましたので紹介します。
テレビや雑誌で健康関連の情報は毎日のように紹介され、ブームになったかと思うと消え、また新しい情報が報道されます。
それらの情報はどれくらい信憑性があるのでしょうか?
この本は、科学的なエビデンス(証拠)に基づきまとめられていますし、もし興味があればその論文にアクセスして確認するように書かれています。
まず、「日本人のための」とは、以下の日本人の体質を考慮されたものであるということです。
・日本人はインスリンの分泌力が白人や黒人に比べて弱い
・日本人の腸には炭水化物を分解する菌がほかの国民より圧倒的に多い
そして、健康と美容の維持が図れる食事法、そのキーワードは、
血糖値
腸
空腹感
具体的には、血糖値の急上昇を抑えるため、野菜だけでなくなんでもかまわないので、吸収されやすい糖でできた食品以外の食品をまずお腹に入れること。
腸の環境を整えるには、腸内細菌のエサとなる食物繊維類をきちんととることが重要。
「空腹」になると体は排泄モードになり、腸は蠕動運動を開始して、便を押し出そうとする。さらに、長寿遺伝子群が活性化したり、オートファジーが稼働したりして、全身で老化や病気を防ぐ働きにスイッチが入る、と説明されています。
このキーワードを満たす、おすすめの食材は、「大麦」、と「海藻類(加熱したもの)」だそうです。
ほかにも、炭水化物、野菜、果物、魚、発酵食品との正しいつきあい方、コーヒー、緑茶についてもデータを基に効果が書かれています。
詳細は本をご覧になってください。
一時のブームではなく、よい食習慣を身につけ心身ともに健康を維持しましょう。
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