アカモクって?

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 こんにちは。薬剤師の和田です。
 ライフ薬局にはインフルエンザの患者さんが何人かいらっしゃいました。
今年はインフルエンザワクチンのウィルス株を選び直した影響でワクチンの製造量が過去5年で最も少なくなっているようです。予防接種の早めの予約をお勧めします。

 先日、以前テレビで紹介された「アカモク」が気になって探してきました。
 「アカモク」はワカメや昆布、めかぶと同じ海藻の一種です。
東北地方の日本海側では食されています。ところが、太平洋側では船のスクリューに絡まったりしてジャマモクと呼ばれ排除されてきました。
 しかし、アカモクに海水を浄化する作用があることや、栄養分に優れていることが分かり見直されてきました。

 見た目はモズクのようです。においも海藻の香りが美味しそうです。
特徴的なのは粘りです。
 お箸でしっかり持ち上げることができて、なかなか落ちません。
食べた感じは海藻の匂いがきついわけでもなく食べやすいです。
ポン酢で美味しく頂けました。

 このすごい粘りの成分が食物繊維の一種のフコイダンです。
フコイダンの効能は免疫力の向上、抗がん作用、胃を守る効果、抗アレルギー効果、コレステロール値の低減、腸内環境の改善などです。

 食物繊維はもずくの2.5倍、わかめの1.5倍もあります。お味噌汁に入れると美味しく効率よく摂取できるようです。次に手に入ったらお味噌汁で食べてみたいです。

 ミネラルも豊富で、カルシウムはワカメの2倍、もずくの4倍もあります。

 カロチノイドの一種のフコキサンチンには体内脂肪を燃焼させる効果があります。
 
 ポリフェノールによる強い抗酸化力

 など「アカモク」には豊富な栄養成分が含まれているようです。
積極的に食べたいのですが、なかなかスーパーなどで見かけないのが残念です。
見つけた時にはぜひ召し上がってみて下さい。

 

 

 

  

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