~中耳炎予防~

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こんにちは 事務の鈴木です 
だいぶ過ごしやすい時期になってきました 

早いもので娘も10ヶ月になりました 
はいはい、つかまり立ちが出来るようになりました 

そんな娘が最近、風邪を引いてしまいました 
鼻水のせいで息苦しくしていたので鼻水吸引器を買いました 
鼻水の吸引は嫌がりますが中耳炎予防のために私も必死です 

今回は中耳炎について紹介したいと思います 

中耳炎
鼻やのどから入った細菌やウイルスが
耳管(中耳とのどをつなぐ管)を通って
中耳腔(鼓膜の内側にある小さな空間)に入り込み
粘膜に炎症を起こす病気です。
粘膜や中耳腔の内側が赤く充血した状態になります。

風邪が流行する秋・冬にかかりやすく、ママからの免疫が低下する6ヶ月~2才ごろの子に多く見られます。
50~70%の子が3才までには一度はかかるといわれ、保育園に入園した場合は入園直後から1~2ヶ月の間に発症しやすいことがわかっています。
病気にかかりやすい赤ちゃんが集まる保育園では、赤ちゃん同士で細菌やウイルスをうつし合ってしまうことがあるようです。

中耳炎には大きく分けて
急性中耳炎滲出性中耳炎があります。

急性中耳炎は風邪のあとにかかることが多く、耳が痛くなることが多いのが特徴
高熱が出たり、中耳腔にたまった膿が鼓膜を破って外に流れ出たりすることもあります。

滲出性中耳炎は急性中耳炎が慢性化したり、風邪が長引いたりすると起こります。
急性中耳炎のように、痛くなるなどの目立った症状はありません
鼻水がたまるなどして、耳管まわりの機能が停滞すると炎症が起きます。
炎症が続くと中耳腔に滲出液(組織から出てくる液体)がたまり、耳の聞こえが悪くなることがあります。

中耳炎は赤ちゃんがかかりやすのはどうしてでしょう?

赤ちゃんは大人のように、自分で鼻をかんだり、たんを出したりできません。
そのため、鼻の奥に鼻水がたまりやすく、たまった鼻水が中耳炎の原因になります。
耳の構造も大人と赤ちゃんでは違うので、大人に近くなる7~8才までは注意が必要です。

受診の目安
中耳炎に見られる症状に絞って、受診の目安を紹介します。

診療時間外でも受診
小児科がおすすめ ※中耳炎ではない可能性があるため
(3ヶ月以下)38度以上の熱がある

診療時間内に受診
耳鼻咽喉科がおすすめ ※中耳炎の可能性があるため

(4ヶ月以上)38度以上の熱がある
耳を触って気にする様子があり、機嫌が悪い
風邪症状は治まっているのに、熱がなかなか下がらない
呼びかけても反応が鈍い、言葉の遅れが気になる
夜泣きが激しい
耳だれが出ている
黄色い鼻水が続く
耳から変なにおいがする
鼻が詰まって苦しそう

小児科と耳鼻科、どちらを受診するか迷ったら、耳鼻科を受診したことがある赤ちゃんは耳鼻科へ、そうでない場合はかかりつけの小児科を受診しましょう。心配なときはかかりつけ医で診てもらったあと、耳鼻科を受診するべきか医師に相談を。必要があれば、耳鼻科を紹介してもらいましょう。

どのように予防したらいいの?

鼻水をこまめに取る
鼻水がたまっていると、たまった鼻水が耳管の入り口を刺激して炎症を起こすことがあり、鼻水の中の細菌やウイルスが中耳腔に入りやすくなります。鼻水がたまっていたら、ママが鼻吸い器でこまめに取ってあげましょう。
おふろから上がったあとに吸ってあげると、鼻水がやわらかくなって取りやすくなります。
鼻が詰まって眠れなかったり、苦しそうなときは、耳鼻科を受診して機械で吸い取ってもらいましょう。

ミルクの場合は飲ませ方に注意
哺乳びんでミルクを飲ませている場合は、飲ませ方に注意。
授乳中や授乳後の頭の位置によっては、細菌やウイルスがミルクと一緒に耳管から中耳腔へ流れ込み、中耳炎の原因になることが。
授乳時は赤ちゃんの上体を起こして、ミルクが中耳に流れないようにしましょう。
赤ちゃんの上体を平らに寝かせたままで飲ませるのは避けて下さい。

中耳炎は昔よりも治りにくくなっています。
治療には抗菌薬が有効ですが、近年ではこの薬の攻撃に強い細菌が現れ、問題になっています。
中途半端に抗菌薬を服用すると、細菌は薬の攻撃に強くなってしまします。
必ず医師の指示どおり、回数や日数を守って服用して下さい。
副作用で下痢をしても、自己判断で薬の使用は中止しないで下さい。

みなさんも中耳炎には気を付けて下さい 

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