お薬手帳の活用

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こんにちは 薬剤師の安藤です 

先週のお話なのですが、ある患者様が処方箋とお薬手帳をだしながらこうつぶやきました。
「はい、お薬手帳。いやー、この手帳はほんとに大切だからね。いつ地震になるかわからないしな。シールはってくれよ!」
私は毎回当たり前のようにお薬手帳シールをお渡ししていましたが、その言葉にとても重みを感じ、お薬手帳の大切さをあらためて感じさせられました。東日本大震災の時には患者様の病気やこれまで服用していたお薬が「お薬手帳」によって、被災地の限られた環境で医療チームに正確かつ敏速に伝わり、とても活躍したそうです。そこで今回は皆様ももうご存知だとは思うのですがお薬手帳について再度ご説明させていただきたいと思います 

ライフ薬局でお出ししているお薬手帳です。お薬手帳をもつと・・・。
1.副作用防止
 同じ薬で起きるアレルギー、2度目は1度目より強く出ると言われています。副作用が出た薬の名前を手帳に記入しましょう。
2.飲み合わせチェック
 複数の病院にかかって多くの薬を処方されていたり、市販薬を買って飲んでいる場合、薬の飲み合わせによっては効果が強く現れて副作用がでたり、逆に効果が弱まってしまうことがあります。「お薬手帳」を事前に見せて、医師や薬剤師に薬の飲み合わせをチェックしてもらいましょう。
3.健康管理
 「お薬手帳」には、ご自身の副作用歴、アレルギー歴、既往歴などを記入するページがあります。
4.旅行に出かけたとき
 薬の名前は全国共通です。旅行先にいつも飲んでいる薬を持っていくのを忘れた場合でも、「お薬手帳」を見せることによって容易に入手することができます。
5.災害時
 災害時に「お薬手帳」によりスムーズかつ適切に医薬品が供給される場合が多々見られ、「お薬手帳」の活用が医薬品の安全な使用に効果を上げています。
さて今回はお薬手帳入れを簡単ですが作ってみました 

いつもは、薬局や医療機関等で書いてもらう手帳ですが、自分流に使うこともできます。使い方は自由!とにかく何でも記入しましょう 
皆様もお薬手帳をどんどん活用して、オリジナルマイ手帳を作ってみてはいかがですか?

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